
第6回 中学二年になった杏と大悟は相変わらずの喧嘩友達。いつもじゃれあっている二人を見て、周囲の友達は冷やかしている。そんな時、杏は大悟に積極的に近づく同級生、歩のことを知る。
第7回 杏の友人たちのあいだではミサンガ作りが大流行していた。作ったものを好きな人にあげるために。大悟を意識し始めた杏は、ミサンガを大悟のために作る。しかしいざとなると意識しすぎて大悟の顔をまともに見れない。藤に杏のしぐさが怪しまれている。杏の気持ちは椎香や友人たちにもバレ、気付いていないのは大悟だけになっていた。そして藤は杏だけを見つめていた。
第8回 大悟の妹・瓜が熱を出した。両親が不在で困り果てた大悟は杏に助けを求める。杏はとりあえずおかゆを作ろうと台所に立つが、料理をしたことがなく、わからないことだらけ。そこへ偶然、歩がやってくる。杏が料理が出来ないと見てとった歩は、すかさず台所に立ち大悟にアピールを始める。
第9回 サマーキャンプに参加した杏、大悟、藤、椎香、歩。大悟に告白したものの相手にされなかった歩はますます杏にライバル心を燃やす。歩は杏を悪く言い大悟の機嫌を損ね、更に苛立ってします。そして歩は杏の大切にしている砂時計を隠してしまう。
第10回 歩が隠した砂時計を探して、杏は必死で夜の山の中を歩く。亡くなった母との思い出や大悟のやさしさがいっぱい詰まっている砂時計は、杏には絶対になくてはならないものだった。そのことを知っている大悟と藤は杏を探しに後を追う。